お久しぶりです、イケると思った真竜古代の機械が全く勝てなくてだいぶヘコんでいるクリームチーズです。
方界に関しては特別レギュレーション大会(参加39人)で準優勝したり、非公認大会(参加3人)で優勝したりとちょくちょく使ってました。色々考えた結果今期も方界で行く事に決めたのでブログも少しずつ更新して行こうと思います。
さて、今回はタイトルにある通り特殊な効果を持つクリムゾン・ノヴァの効果や実際に対戦中に出くわすことの多い「これどうなんだ?」的なルールを纏めたいと思います。自分も怪しい部分が多いのでもし間違っている所があればコメント欄かTwitterで教えて頂けると幸いです。
特に意味のないサムネ用藍神くん
まずはエースのこの子から
《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ》
今回はテキストまで乗っけときます。
まず、効果外テキストである「このカード以外の手札の「方界」カード3種類を相手に見せた場合のみ特殊召喚できる。」という文章について。
これはこのモンスターの召喚条件であり、条件を満たせば即座に適用する事が出来ます。つまりチェーンに乗りません。
似た効果の《青眼の亜白龍》や、分かりやすい所で言えば《サイバー・ドラゴン》や《フォトン・スラッシャー》等と同じように特殊召喚するという事です。
現在は多くのデッキorサイドデッキに《増殖するG》が採用されていますが、このカードは手札を見せるだけで唐突に出て来るので特殊召喚にチェーンして発動するといった事は不可能な訳ですね。
次に行きます、②③の効果は見ての通りで特に解説は不要だと思うので省きます。③の効果が1ターンに1度しか使えないので、2体並べても6000ダメージを与える事は出来ない点にだけ注意しましょう。
厄介なのが①の「このカードは、このカード以外の元々の攻撃力が3000以下のモンスターが発動した効果を受けない」という効果。これについて解説します。
まず、耐性を受けられるのは発動した効果のみです。よって永続効果は普通に受けてしまいます。《切り込み隊長》の自身以外への攻撃不可効果や、《イルミラージュ》の攻撃力ダウン効果等ですね。
逆に、発動した効果でさえあれば敵味方問わず無効にすることが出来ます。これは「この効果を発動した後、~~」系のデメリット付属系効果も受けないという事です。
これはエラッタ後の《黒き森のウィッチ》ですが、サーチ効果の最後に「このターン、自分はこの手札に加えたカード及びその同名カードの発動ができない。」と誓約が付いています。
先程も書いた通りクリムゾン・ノヴァの特殊召喚は効果の発動はしていないので、サーチした後そのままフィールドに出す事が出来ます。そして、フィールドに出た時点でクリムゾン・ノヴァの①の効果が適用され「発動した効果」であるウィッチの誓約を無効化し、②③の効果で連続攻撃&バーンが可能になります。
現在の環境で良くお目にかかる《真竜皇V.F.D.》ですがコイツについても同じで、①の効果をスタンバイフェイズに発動されたとしてもクリムゾン・ノヴァの特殊召喚は問題なく行える上に①の「効果を発動できず、攻撃もできない。」という効果を無効化しながら攻撃しつつ、クリムゾン・ノヴァ自身の②③の効果を発動出来ます。
当然ながら②の代わりに破壊する効果もクリムゾン・ノヴァは真竜皇達の破壊する効果を受け付けないので、選ぶ事は出来ても特殊召喚される事はありません。
ただし例外もあります。前者の《星因子 アルタイル》は「この効果の発動後、ターン終了時まで「テラナイト」モンスター以外の自分フィールドのモンスターは攻撃できない。」と書かれていますが後者の《琰魔竜レッド・デーモン》には「この効果を発動するターン、このカード以外のモンスターは攻撃できない。」と書かれています。
前者の場合、発動した効果に付属する形で攻撃不可効果が適用されるのでクリムゾン・ノヴァの①の耐性を適用する事が出来ます。
ですが後者の場合、効果を発動する代わりにプレイヤー自身が「攻撃宣言の権利」を失っているのでクリムゾン・ノヴァでも攻撃する事が出来ません。この様に「この効果を発動するターン、~~できない」と書かれているモンスターは「効果の発動」か「~~」の部分のどちらかしか行えないという事です。ややこしいですね。
5/13 追記
《幻創のミセラサウルス》と《帝王の列旋》の裁定でTLが賑わう中、1つ気になるツイートを見つけました。要約するとこんな感じです。
「ミセラサウルスが効かないカードを電話で確認しました。列旋、一回休み、V.F.D.、スキルドレインは全部ダメらしいです。」
このツイートを見て、「いやいやV.F.D.はいけるやろwwwもしそうならノヴァも効果受けちゃうじゃんwwww」と調子に乗ったツイートをしつつ裁定の確認の為にKONAMIチャットにて質問しました。その結果です。
ん?いやいやそんなバカな、お前つい最近まで出来るって言ってたじゃん...?
ってことはまさか《黒き森のウィッチ》も...
ダ メ で し た
どうやら「効果の発動」を行った時点でクリムゾン・ノヴァがフィールドに居ないと耐性は適用されない、という風に裁定が変わったようです。
おそらく「効果の発動」関連の裁定を統一する為だと考えられますが...方界としてはとんだとばっちりを受ける形となりました。
現状物凄く困るような裁定変更ではありませんが、デメリット系のカードを扱う場合はきちんとクリムゾン・ノヴァをフィールドに出してから使うなど、プレイングに注意が必要になりました。ウィッチに関してはどうしようも無いですが、使いたい人はセットして次のターンに使う様にしましょう。というかこう言うのちゃんと告知してくれませんかね
上記までの文章はほとんど無意味になってしまいましたが、一応残して置きます。久しぶりに見た時にでも、こんな事が出来た時代もあったんだなーと思い返して頂ければ幸いです。。。
※追記終わり
クリムゾン・ノヴァについては以上です。要するにこれから強力な永続効果持ちが出るとヤバイって事さえ分かってれば多分大丈夫です。今の所そんなカードは無いのでどんどん押し付けて行きましょうね~
②このカードがモンスターゾーンに守備表示で存在する限り、フィールドの表側表示モンスターは守備表示になり、フィールドの守備表示モンスターが発動した効果は無効化される(永続効果)
なんやこれ
次行きます。
次はみんな大好き頼れる方界の鉄壁コンボ《流星方界器デューザ》+《方界合神》についてです。
デューザが落とした方界業や方界合神、もしくはデューザ本体に《灰流うらら》を当てられて低次元に送られた藍神くんは少なくないと思います。自分も憎くて憎くて仕方ないのですが持ってないと人権が無いので買いました。
ですがうららにも発動できる時と出来ない時があります。もし発動できない時に効果を許してしまうとそのまま負けに繋がる可能性もあるので、しっかり覚えておきましょう。負けに繋がります。ホントに。
よく遭遇するうららが発動出来ないタイミング、それは「ダメージステップ」です。ダメージステップには「攻撃力を変動させる効果」「リバース効果」「ダメージ計算時と書かれている効果」「破壊された時~~系の効果」「カウンター罠」等のみ発動でき、またそれらの「発動を無効にする効果」も発動できます。
うららは「効果を無効にする」のみなので方界モンスターが戦闘破壊された事によって発動した《方界合神》を止める事は出来ません。
また、方界合神によって出てきたデューザが①の「このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから方界カード1枚を墓地へ送る。」という効果を発動するタイミング、ここはまだダメージステップです。
つまり方界合神発動~デューザ効果発動までのどのタイミングでもうららは発動出来ないという事になります。ちなみに今日知りました。
また、同じようにダメージステップに方界合神が発動したタイミングで《増殖するG》を発動する事も出来ません。何も無効にしてないので当然っちゃ当然ですね。
最近めっきり見なくなったと思ったらまた姿を見せるようになった《召喚獣メルカバー》、こちらの効果は「モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、~~その発動を無効にし除外する。」となっています。
「発動を無効にし除外する」と書かれているのでこの効果はダメージステップにも発動出来ます。つまり方界合神で出てきたデューザは効果が使えないだけでなく、方界合神の耐性すら無視して除外されてしまいますね。嫌いです。
ですが、方界合神の方は無効にされません。発動を無効にする効果はダメージステップにも使えるのでタイミングは合っていますが、メルカバーが無効に出来るのは「魔法・罠カードの発動(フィールド上での発動)」であり、墓地で「効果の発動」を行った方界合神は止める事は出来ません。なぜ?と聞かれてもそういうルールだからですとしか答えられないのでそういう事にしときましょう。
ちなみに「効果の発動」を止める奴らも勿論居ます。
例えば《インフェルノイド・ネヘモス》ですね。コイツは「効果の発動」に対して発動する上に「発動を無効」にするのでダメージステップでも問題無く使用できます。その他の下級モンスターの共通効果も相まって【インフェルノイド】は天敵と言えますので、当たらない事を祈ってケアしましょう。
※4/3追記
《方界波動》と《方界業》の効果についてもそこそこ勘違いしている方が居るみたいなので解説しておきます。
方界のワンキル力に大きく貢献している《方界波動》、手札から発動する効果もさることながら墓地効果も強力で頼れる1枚です。
ですがこのカード、一見単純な効果の様で他のカードとは違った独自の処理をするので注意が必要です。間違えやすい点を一つずつ解説します。
まず①の効果から。
テキストを読んで貰うと分かる様に、この効果には「エンドフェイズまで」という文章が書かれていません。つまりこの効果は対象のモンスターが表側表示で存在する限り続きます。
当然相手モンスターについても同じで、ターンが終わっても攻撃力が元に戻ることはありません。
また倍化と半減は同時ではなく、倍化から処理されてその後相手モンスターの攻撃力を半減します。つまり、効果処理時に相手モンスターがフィールドに存在しなくても攻撃力は倍になります。
似た効果に《フォース》や《ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン》が居ますが、これらは相手モンスターの攻撃力を参照するので対象のモンスターに逃げられると攻撃力を上げる事が出来ません。方界波動はその心配が無い訳ですね。
ですが逆に、効果処理時にこちらの方界モンスターがフィールドに居ないor裏守備になっていた場合は半減が処理されません。例えば、方界波動→デューザの攻撃力アップ効果とチェーンを組んだ際に《幽鬼うさぎ》を当てられると相手モンスターの攻撃力は半減しないという事です。十分注意しましょう。
ちなみにこのカードは数値を参照しないので攻撃力が0のモンスターにも使用できます。遠慮なく6000ダメージ+3000バーンをぶちかましてあげましょう。
続いて②の効果。
こちらはこのカードの効果というより、カウンターについてのルール間違いが多いです。
遊戯王におけるカウンターは一度乗るとどのカード効果にも分類されないカウンター自身の効果になるので、既に方界カウンターが乗っているモンスターに《禁じられた聖槍》等で魔法カード耐性を付けても無効にすることは出来ません。
もちろん方界カウンターを乗せる効果を発動する時点ではまだ魔法カードなので、乗せる効果にチェーンして耐性を付けられると乗せる事すら出来なくなります。
また、カウンターはフィールドから離れた瞬間に消滅します。方界カウンターは「攻撃できず、効果が無効化される」という効果なので、効果の発動自体は許してしまいます。つまり、効果を発動した後にフィールドにそのモンスターが居ない場合は効果が適用されてしまいます。
例を挙げると《餅カエル》や《スターダスト・ドラゴン》等ですね。他のモンスターについても効果の発動後に破壊やリリースをされてしまうと効果が適用されるので注意しましょう。
続いて《方界業》。墓地から除外する事で行う速効性のあるサーチカードとして重宝されていますが、手札に来た場合の効果も強力な必須カードの一枚です。
③の効果は書いてある通りなので省きます。②の効果は...時々使えるので一応覚えときましょう。
解説するのは①の効果。発動時に方界モンスターを対象とする事が「できる」効果で、デッキからヴィジャムを任意の枚数墓地へ送ってパンプアップ出来ます。
「できる」と書いてあるという事は任意効果です。つまり方界モンスターが居なくても一応使えます。また発動時ではなく効果解決時に墓地へ送るヴィジャムの枚数を選ぶので、相手が《マスク・チェンジ》を使用して《M・HEROダーク・ロウ》を特殊召喚した際に除外されるヴィジャムを1枚のみにする事が出来ます。(既に方界モンスターを対象に取っているので0枚はダメ)
そして、一番大事なのは永続魔法にも関わらずフィールドから離れても効果が残るという点です。
これは方界業を発動した時点で既に攻撃力アップ効果の適用が終了し、対象にした方界モンスターとの関係が切れてしまうからです。なので使った後は何らかの方法で遠慮なく墓地へ送ってしまいましょう。
「「「永続魔法と聞いて」」」
「おっええやん」
「・・・」
今回は方界関連の気になった事を適当にまとめてみました。そこそこ複雑ですがルールミスで負ける事の無い様にしっかりと覚えて行きたいですね。
方界の構築に関しては、今期は未だに定まっていないのでもうしばらくは様子を見ようと思います。店舗代表戦が終わる頃にまたまとめをするかも・・・?DMでの相談はいつでもウェルカムなので是非お願いします。というか参考にしたいので是非。
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